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【コラム】伝説に会う-日本漫画『AKIRA』

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.12 17:36
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感受性が豊かな時期に出会った作品は人生を変えたりもする。

韓国の漫画家やアニメ監督にとって、日本の漫画『AKIRA』はそのような作品らしい。日本文化が開放される前の1980~90年代に様々な海賊版で韓国に紹介されたこの漫画が、最近正式に出版されたという知らせに芸術家たちが各々の思い出を熱く述べる。「二十歳の時に受けた衝撃の余波がまだそのまま生きている漫画」(漫画家ユン・テホ)、「絵の一部を見るだけでも私たちは興奮し、他のあらゆる漫画が物足りなく感じた」(漫画家チェ・キュソク)、「AKIRAは私の夢の始まりだった」(アニメ監督ヨン・サンホ)など。

 
『AKIRA』(韓国出版会社セミコロンから6巻で発行)は大友克洋(59)が82年から90年まで日本の青少年漫画雑誌『ヤングマガジン』に連載した漫画だ。第3次世界大戦後廃虚となった日本の東京が背景。AKIRAは科学者たちによる人体改造実験で世界を滅亡させることができる力を持つことになった少年だ。彼を手に入れようとする集団たちの葛藤、人間の破壊的な欲望が作り出したディストピア(ユートピアの正反対の社会)を描く。世界35カ国で出版され1350万部以上販売されたが、著者がなかなか許可を出さず韓国では正式発刊が遅れた。著者自ら脚本と監督を手がけた同名のアニメ(88年)もやはり大きな反響を起こした。韓国でも『キャプテンパワー』や『暴風少年』などのタイトルで公開した後、闇ルートを通じて広まった。

人生を変えるほどではなかったが浪人生時代に塾の前にある貸し漫画屋で初めて見た『AKIRA』の衝撃はかなり大きかった。二十歳くらいの劣等感が漫画の登場人物たちの暗い暴走と会い心を掻き乱した。何より絵が圧倒的だった。細密画のようにワンカットずつ精巧に描かれた都市の風景。破片の欠片1つに至るまで、このように生きいきと描くにはどれくらい長い間机にへばりついて紙と格闘していなければならないだろうかと考えているうち、不意に「一生懸命勉強しよう」と誓った思い出が蘇る。

新しく発刊された漫画を再び眺めてみても、ただただ感心してしまう。ストーリーと絵の描き方の両方において漫画界の流れを変えたと評価されるだけに、その後の作品に及ぼした影響を見つけるのも新しい楽しみだ。『AKIRA』のロボット警備隊は今年公開したハリウッドのSF映画『オブリビオン』に登場する偵察ロボットと驚くほど似ているではないか。世紀末の様子と新興宗教の流行という設定などは浦沢直樹の大作『20世紀少年』へと自然に繋がる。

映画監督イ・ヘヨン氏が述べたように、「“先駆的な旗を立てる作品”というのは、まさにこのような作品を意味する」

イ・ヨンヒ文化スポーツ部門記者

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