【コラム】オバマ大統領の「アジア中心政策」は消えたのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.10 15:55
オバマ政権2期目は1期目とは違い、アジアに対する関心が著しく不足している。この点で先頭を走る人物がジョン・ケリー国務長官だ。2月に就任したケリー長官のアジア訪問は4月の1回にすぎない。今月初めブルネイで開かれたASEAN地域安保フォーラム(ARF)出席を除けばそうだ。4月にケリー長官は生涯初めて韓国を訪問した(彼が長い間上院外交委員長に在任していた点を考えれば驚くことだ)。そのほか彼が訪問した地域はすべて中東と欧州だ。イスラエルは4回、ヨルダンは3回訪問した。
さらにARFでケリー長官が最初に会った人物は欧州連合(EU)代表(恐らくシリア事態を議論するために)であり、予定されていたベトナム・インドネシア訪問はキャンセルした。最近の外交専門誌「フォーリンポリシー」のブログによると、ケリー長官は中国・日本代表団には短い週末会談に固執し、彼らの気持ちを損なわせた。その理由は中東に行くためだった。