<アシアナ機着陸失敗>切羽詰まった機長の声…安全着陸アナウンスの直後
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.08 09:56
せっかくの家族5人の米国旅行。しかし戻れなくなるところだった旅行を振り返りながら、ハン・ボウンさん(女性)の家族は胸をなで下ろした。
▼午前11時24分=窓からは、飛行機が低く飛びながら、サンフランシスコ国際空港を通り過ぎ、また戻る状況が見えた。機長の説明はなかったが、「大したことではないのだろう」と思った。「着陸準備中」という案内放送を聞きながら窓の外を見ていたが、「滑走路の周囲の海がとても近い」という感じがした。
▼午前11時27分=「着陸速度が速すぎるのでは…」と思った瞬間。ドンという鈍い轟音が聞こえた。明らかに車輪が滑走路に着く音ではなかった。同時に機体が左右で激しく揺れた。安全ベルトをしていなければ座席から弾き飛ばされるほどだった。続いて機内の荷物が頭の上から落ちてきた。「状況は深刻だ、間違いなく事故が起きた」と思ったが、「安全に着陸したので心配しないでほしい、席を立たないでほしい」という放送があった。