【時論】韓中首脳「心信之旅」の次は「光而不耀」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.03 14:27
真の疎通と信頼の増進のために行った「心信之旅」が終わった。韓国は細心の準備をして中国人の心をつかみ、公共外交の地平を大きく広げた。中国も客をもてなす「好客」の慣行で長い友人に最高の儀典を提供し、誠意を尽くした。その結果、習近平主席も韓国人の胸中に包容力がある指導者のイメージを植えつけた。こうした成功の秘訣には、両国の現実を“ありのまま”に認める一方、国際関係も結局は人間関係の延長と見る両首脳の政治哲学と無関係ではないはずだ。
まず両国は戦略的な協力パートナー関係を充実させることにした。その間、政権が交代する度に外交形式が格上げされたが、その内容を満たすことはできなかった。その原因の相当部分は“信頼赤字”のためだった。こうした点で今回の訪中期間中は終始、信頼を通じてあらゆる問題を解決していけるという点を強調した。このような努力は首脳間の頻繁な会談、両国間外交安保責任者の対話、多様な戦略的疎通を拡大する成果として表れた。