中古車オークション会場に、なぜかイスラム祈祷室…韓日輸出戦略いろいろ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.02 16:12
先月20日、日本の千葉県野田市にある自動車オークション会場『USS東京』の中にある食堂。壁にかかった5枚の大型メニュー板のうち英語で“外国人用(For Foreigner)”と書かれたメニュー板が目を引いた。ここには「牛肉と豚肉が入っていないカレーとナン(インドなどの伝統パン)と一緒に提供する」という説明がついていた。 同日、日本の千葉県柏市の自動車オークション会場『CAA』の2階の片隅には緑色のカーテンが張られた小さな部屋があった。この会社の長野孝幸・営業総括室長は「中東や東南アジアの中古車輸入業者がオークション会場を多く訪れるので、イスラム教徒のために祈祷室をつくった」と紹介した。
外国人バイヤーが中古車市場の大手に浮上している。日本では昨年100万台の中古車が海外に輸出された。2008年のグローバル金融危機で需要が落ち込む前には1年に130万台以上の中古車が海外に売れた。日本で取り引きされる中古車5台のうち1台が海を渡っていくという話だ。トヨタが運営するオークション会場『TAA』の森田雄二・東京オークション所長は「オークション参加顧客の30%程度が外国人」と話した。アジスと名前を明らかにしたパキスタン出身のバイヤー(33)は「日本のオークション会場は多様な車を一度に見ることができ、外国人専用メニューなども提供されて便利だ」と話した。