【社説】弾み付いた韓中FTA、対内交渉も緻密にしなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.02 13:08
朴槿恵(パク・クネ)大統領と習近平中国国家主席が「実質的な自由化と幅広い範囲を包括する高い水準の韓中自由貿易協定(FTA)締結を目標にする」と合意したことは意味深いことだ。これまで退任を控えた李明博(イ・ミョンバク)前大統領と胡錦涛前国家主席は両国の経済地形をひっくり返すFTA協議に乗り出す動力が弱かった。だが、新たな任期を始めた両国首脳がFTA交渉に力を入れることにし強力なモメンタムが確保された。幸いなことだ。
一般的に「高い水準のFTA」は関税廃止品目の割合が90%を超える時を指す。すでに締結した欧州連合(EU)とのFTAの開放度は99.6%になり、韓米FTAの関税廃止率も98%に達する。したがって「高い水準」という表現自体に前もっておびえる必要はない。韓中両国が敏感品目を例外としても関税廃止率90%を超えるのは不可能なことではないだろう。