小型車1台分の価値…幕を開けた次世代テレビ戦争=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.28 16:58
「単に高いテレビではありません。自尊心と名誉を担った、真の価値を伝えられる製品です」。
27日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のサムスン電子瑞草(ソチョ)社屋1階の“Delight展示場”。サムスン電子テレビ事業部長のキム・ヒョンソク副社長(52)が、ディスプレイがゆるやかに曲がった55インチの曲面OLEDテレビを出し、何度も“価値”を強調した。1月に米国ラスベガスで開かれた消費者家電展示会“CES 2013”で初めて新製品を発表してから6カ月ぶりだ。
キム副社長は「今年6月内に製品を発売するという消費者との約束を守ることになってうれしい」として「まず韓国内市場に出して、7月から段階的に主な先進国の海外市場でも発売する」と話した。この日から全国の主な売り場で販売され、価格は1500万ウォン(約130万円、販売価格基準)だ。サムスン電子は曲面OLEDテレビの核心価値として画質を挙げた。この日キム副社長は、ほんのわずかな不良画素も許容しないという意の“ゼロ・ピクセル・ディフェクト(ZPD)”を宣言した。OLEDテレビは数百万個の画素でできており、一定水準以下の不良画素を含んでいても正常製品と評価される。