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<韓中首脳会談>習近平主席「8年前に63ビルで会ったが…過去の友人に会った感じ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.28 09:28
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朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領は中国の習近平国家主席との単独首脳会談で最初の5分間、中国語であいさつをした。尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官は「中国語を流ちょうに話し、習主席を含む多くの人たちが笑顔で喜びながら歓迎した」と伝えた。

特に習主席は「8年前に(ソウル汝矣島の)63ビルにある『百里香』(中国料理店)で会ったが、あたかも長い間の過去の友人に会ったようだ」と歓迎の意向を表した。習主席は浙江省書記時代に韓国を訪問し、当時ハンナラ党代表だった朴大統領と食事をした。

 
その後、両首脳は本格的に北朝鮮の核問題について議論した。朴大統領は孔子の言葉を引用し、北核問題に対する立場を明らかにした。「以前は言葉を聞くだけでその行いまで信用したが、今は言葉を聞くだけでなくその行動まで観察する」(始吾於人也 聴其言而信其行 今吾於人也 聴其言而観其行)という論語の一節を引用した。北朝鮮が状況を悪化させた状態であるだけに、北朝鮮が自ら具体的な行動で誠意を見せるべきだという意味だった。

これに対し、習主席は韓中関係はとても深いということを統一新羅時代の学者・崔致遠(チェ・チウォン)の詩「泛海」を引用しながら強調した。習主席は「韓国と中国は歴史が悠久だ。唐時代の崔致遠先生は中国で勉強し、韓国に帰った時に『掛席浮滄海 長風万里通』という詩を書かれた」と述べた。習主席は「すなわち『青い海に船を浮かすと、長い風が万里を通る』ということ」と説明した。理工系出身という共通点を持つ朴大統領と習近平主席が相手国の「詩と名言」で対話する異色の場面だった。

朴大統領は南北統一問題を話すのに多くの時間を割いた。「今すぐは難しいが、韓半島信頼プロセスを通じて持続可能な平和を成し遂げ、平和統一を実現していかなければならない」という趣旨だった。また、韓半島統一が周辺国にもプラスになる可能性があることを詳細に説明した。これに対し習主席も「平和統一を支持する」という立場を明らかにし、この部分は共同声明に盛り込まれた。

朴大統領は拡大首脳会談で脱北者問題も取り上げた。朴大統領が「人道的なレベルで格別の支援をしてほしい。北の同胞に対する人道的支援問題は順次準備している」と述べると、習主席は「韓国の関心をよく考慮する」としながらも「一方で中国のジレンマもあるので理解してほしい」と答えた。

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