金正恩、元山に観光特区を造成へ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.26 10:26
金正日(キム・ジョンイル)総書記が汚染を懸念し工業施設の建設に反対した江原道(カンウォンド)の元山(ウォンサン)を、北朝鮮が最近観光特区に指定し大々的な開発を推進していることが25日までに確認された。また、元山近隣に屏風のように立ちはだかり浄化ができないといった馬息嶺(マシクリョン)を総合スキーレジャータウンとして開発する計画が明らかになった。
中央日報紙が25日に単独入手した「元山地区総計画図(元山地区総合開発計画)」によると、北朝鮮は元山を▽金融貿易地区▽公園・スポーツ・娯楽施設用地▽観光宿泊施設用地・スポーツ村地区などに分けて開発中だ。松涛園(ソンドウォン)海水浴場と明沙十里(ミョンサシプリ)、葛麻(カルマ)半島など海岸は夏季の休養地で、馬息嶺一帯は冬季の総合レジャータウンとして開発する計画だ。生前に金正日もここに休養所を建設し毎年元山を訪れていた。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記も先月電撃的な南北対話提案をする前にここで1週間以上滞在した。また、先月26日には元山から西に20キロメートル離れた馬息嶺を訪問しスキー場開発を促す姿が公開された。