農心「ラーメン宗主国・日本に韓国伝統の辛口味を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.25 17:17
4月10日、日本の東京にある大型ショッピングモール、ペルサール渋谷ガーデン。農心の辛ラーメンのロゴで車体を覆ったキャンピングカーである『辛ラーメン』キッチンカーが初めて公開された。現地の報道機関やパワーブロガーら200人余りが、即席で料理できるキッチンカーから出された15種類の辛ラーメンレシピを味わった。キッチンカーはこの頃東京・大阪・名古屋など日本の主な繁華街やショッピングモールを回って辛ラーメンの辛い味を日本の消費者に紹介している。
農心が今年の海外輸出目標を昨年より30%増の5億7000万ドルとしながら代表製品の辛ラーメンを中心にグローバル販売戦略を強化している。流通網を現地の実情に合うように持っていき、国別にマーケティングも差別化している。
世界のラーメン消費量の半分を占める最大ラーメン消費大国の中国では今年、オンラインを集中攻略する戦略をたてた。農心中国法人は4月、世界最大電子商取引業者である中国“淘宝(タオバオ)”に“農心食品専門館”を開いた。辛ラーメンやエビセンなど50種余りの製品を売る。このためにマーケティング・営業・物流担当者で構成されたオンライン事業専門担当チームも新設した。淘宝で直営販売する韓国企業は、現在サムスン電子、LOCK&LOCK、THE FACE SHOPなどだが、食品では農心が唯一だ。プレミアム戦略も固守する。“康師傅”など中国現地の高級インスタントラーメンが2.2中国元(約35円)だが、これに比べて辛ラーメンは1.5倍程高い3.5中国元(約56円)で売れる。それでも今年の中国での売り上げは昨年より40%近く増えると予想している。