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「習近平主席、韓中会談で北朝鮮非核化を集中議論」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.15 09:31
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朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が14日、「南北当局者対話が中止になったのは残念」とし、「形式は相手に対する気持ちや尊重の態度を見せるものであるだけに、内容を支配することもある。南北間の対話のための対話ではなく、誠意ある対話を進めていけるよう中国側が北側を説得してほしい」と述べた。訪韓中の中国の唐家セン元国務委員(75)との会談でだ。

唐元委員は08年に退職し、現職ではないが、韓中首脳会談(27日)を控え、習近平国家主席の事実上の特使として大統領に会ったというのが青瓦台(チョンワデ、大統領府)の説明だ。唐元委員は、中国内の外交分野の実務指令塔である国務委員職を終えるまで、長期にわたり韓半島問題を担当してきた専門家。1時間ほど行われた会談の雰囲気は、「これ以上の友好的なものはないほど友好的だった」(李貞鉉広報首席)という。

 
以下は対話内容。

朴大統領=今回で会うのが6回目となります。退任後にも中国の外交の発展のために旺盛な活動をされ、韓国もよく訪問され、両国外交のために努力をされていると聞いています。私は(05年5月に)中国を訪問した際、風邪をひいていましたが、コーラと熱湯を混ぜた風邪特効薬を紹介され、中国で飲みました。韓国にもそれが広く知られ、試す人たちもいました。

唐元委員=それは西洋の薬と漢方薬を組み合わせた特効といえます。韓中首脳会談は最近、中ロ、中米首脳会談とともに中国にとって最も重要な3大首脳会談の一つとなっています。

朴大統領=中米首脳会談に対する中国側の評価はどうでしたか。

唐元委員=中米両国は相互尊重と互恵の新しい関係を設定し、韓半島の非核化と韓半島の平和と安定を持続するために努力するという認識を確認しました。北朝鮮の核保有政策や核実験は中朝関係の発展に役立たず、北朝鮮の核保有国の地位も認めないという立場を北朝鮮に伝えています。

朴大統領=中国の立場は韓半島信頼プロセス政策と多くの点で通じます。北の挑発に対しては断固対応しますが、対話の窓は開けておき、北が国際社会の責任ある一員に変化できるよう努力しています。

唐元委員は会談後、朴大統領に「一品清廉」と書かれた蓮華の額縁の贈った。唐元委員は「廉の中国語の発音は蓮華の蓮の字と同じです。中国では、蓮華は泥水の中で育ちますが、その花は非常に美しく、愛されています。これは明晰な朴大統領の思想や哲学とも通じるところがあります」と説明した。

これに先立ち唐元委員は13日、ソウル・ロッテホテルで開かれた韓中親善協会の夕食会にも出席した。この席で唐元委員は「習主席は今月末に朴大統領と首脳会談をする時、北朝鮮の非核化問題を集中議論する計画」と述べたという。また「韓国と米国だけでなく、中国も北朝鮮非核化の立場ははっきりしている」と強調したと、出席者が伝えた。

別の出席者が「2010年の韓国哨戒艦爆沈当時、北朝鮮をかばった中国の態度に韓国人が失望した」と話すと、唐元委員に随行して訪韓した中国外務省の当局者は「(習近平時代に入って)中国はうまくするから見てほしい」と話したという。

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