最後のナチス戦犯ハンター「日本、過去の歴史忘却を越えて歪曲」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.11 11:32
親族89人をナチスの手によって亡くし、夫人とともに生き残ったホロコースト生存者で、ナチス戦犯ハンターとして有名なサイモン・ヴィーゼンタール氏(1908-2005)は2003年、戦犯追及の終了を宣言した。1977年にユダヤ人人権団体サイモン・ヴィーゼンタール・センター(SWC)を設立し、1100人以上の戦犯の起訴に貢献したヴィーゼンタール氏は「もう断罪する大物ナチス戦犯は残っていない」として引退を発表した。しかしそれから10年が過ぎた今でも、世界各地に隠れていて摘発されたナチス戦犯の話が度々出てくる。
戦犯追及を続けているのはヴィーゼンタール氏の後継者エフライム・ツーロフSWC所長(65)。「ナチス残党の98%はすでに死亡したが、残り2%を審判台に立たせるまでハンティングは終わらない」と話すツーロフ氏を世界は「地球上最後のナチスハンター」と呼ぶ。