迫る「代理首脳会談」…北朝鮮は2002年の朴大統領訪朝を研究か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.10 09:46
12日にソウルで開かれる予定の南北閣僚級会談は、韓国と北朝鮮で新政権が発足してから初めて開かれる高官級会談だ。そのため朴槿恵(パク・クネ)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の代理戦という話も出てくる。釜山(プサン)大学のキム・ヨンチョル教授(政治学)は9日、「金正恩の指令を受けた北朝鮮の閣僚級との会談は南北関係に対する金正恩の考えを推し量る試金石。今回の会談を通じ挑発を続けてきた北朝鮮の実際の意図を把握し南北関係の解決策を求める契機にできるだろう」と予想した。
金正恩は執権後、ミサイル発射と核実験などで自身の存在感を誇示しようとしたが、むしろ孤立を招き国際社会から非難を浴びている。このため今回の会談が「よく知られていない好戦的な若い指導者」金正恩の構想と今後の戦略を推し量る試験台にできるという話が出ている。過去に金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記が南北会談の際に会談実務者から直接会談経過の報告を受け細かく会談の指針を下したように金正恩もやはり今回の会談ではひとつひとつガイドラインを指示するものとみられる。公式外交舞台へのデビューを控えた前哨戦の性格を見せるだろうという観測だ。