ソウル会談実現なら朴槿恵-金正恩“間接対話”の可能性も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.08 08:24
07年に北朝鮮を訪問したある有力政治家に対し、当時の崔承哲(チェ・スンチョル)北朝鮮統一戦線部副部長は「青瓦台(チョンワデ、大統領府)に行って盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に会って来たのか」と尋ねたという。韓国大統領のメッセージを持ってきたかどうかという点から確認したのだ。北朝鮮では最高指導者の発言と指示が内政・外交の唯一の基準だ。北朝鮮はこうした自らの基準を韓国にも適用した。
12日に南北閣僚級ソウル会談が実現する場合、南北首脳間の“間接対話”が行われるかどうかが注目されている。北朝鮮の過去のパターンから、朴槿恵(パク・クネ)大統領との面談を希望する可能性が高いからだ。朴槿恵大統領とソウル会談に来た北朝鮮側代表団の面談が実現すれば、南北首脳がメッセンジャー政治をする可能性もある。対北朝鮮専門家の間ではソウル会談も重要だが、朴大統領と北側代表団の面談がより大きな意味を持つという話まで出ているほどだ。