原発2基、再稼働に4カ月以上…「6月以降は電力難」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.29 11:38
28日午後2時、政府果川庁舎。緊急記者会見を行った産業通商資源部の韓珍鉉(ハン・ジンヒョン)第2次官は険しい表情で口を開いた。「原子力発電の稼働中断でこの夏は類例のない電力難が予想されます。国民にお詫びします」。そして頭を下げた。この日の記者会見は、試験成績書が偽造された部品を使用した新古里(シンゴリ)2号機と新月城(シンウォルソン)1号機の稼働中断について説明する場だった。
早くも訪れた暑さのため電力需給問題が浮上している中、稼働が中断される原発が増え、“電力大乱”の懸念が強まっている。産業部によると、前日まで全国の原発23基のうち新古里1号機をはじめ、古里1・2号機、ハンビッ(旧霊光)3号機、月城1・2号機、ハンウル(旧蔚珍)4・5号機の8基が停止中だった。さらに、この日稼働を停止した新古里2号機、新月城1号機まで加わり、稼働が停止した原発は10基に増えた。来月8日には月城3号機が整備のために追加で稼働を中断する。夏季を控え、原発全体設備容量2071万キロワットのうち841万キロワットが消えるということだ。