世界の中心国家になれる韓国、“北朝鮮問題”のせいで…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.21 13:24
「東洋思想の精粋である仏教と儒教が最も華麗に花を咲かせたところが韓国です。西洋史上の源泉のひとつであるキリスト教が東洋文明圏で最も盛り上がったところも韓国ではないですか。韓国は東洋と西洋の思想の弁証法的統合を通じ東洋と西洋を包括する新しい思想が出現できる最も良い土壌を持っています」。
宗教家の話ではない。この30年にわたり法哲学と法社会学、そして北朝鮮の法律を研究してきた慶南(キョンナム)大学の尹大奎(ユン・デギュ)副総長の話だ。彼は先週『北朝鮮に対する不便な真実』という173ページの本を出した。文明の中心が西洋から東洋に移動する文明史的転換期を迎え韓国は世界の中心国になることができる絶好の機会を迎えているのに、「北朝鮮問題」という最後の敷居を越えることができず、持って生まれた長所を生かすどころか世界の笑い話になっているという切なる無念さが本のあちこちからにじみ出る。