【中央時評】韓中首脳会談の成功のカギ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.20 14:42
朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の訪中が6月中旬に予定されている。60人を超えるタスクフォースチームが習近平国家主席との首脳会談を準備中という声も聞こえる。韓半島はもちろん、北東アジア、さらには世界舞台全体で次第に強まっている中国の影響力を考えれば、徹底的な準備は当然望ましいことだ。朴大統領が米中G2構図の下でいわゆる均衡外交を行うと強調しただけに、中国も今回の訪問を大きく期待している。
首脳会談を成功させるために何を準備するべきか。まず李明博(イ・ミョンバク)政権の事例を反面教師とする必要がある。李明博政権の韓中関係は、韓国哨戒艦「天安」事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件で見られたように底にあったといっても過言でない。北朝鮮「早期崩壊論」に基づく対北朝鮮強硬政策と性急な急変事態議論が中国の強力な反発を招いたほか、「価値同盟」という旗印の下で韓日米3カ国の軍事協調を強化する動きも北京を刺激するのに十分だった。「非核・開放3000」提案で6カ国協議を無力化させたのも悪材料だった。中国と北朝鮮の結束を看過し、米国を甲、中国を乙と見る米国至上主義のワナにはまっている間、韓中関係は急激に悪化した。