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北朝鮮武装暴漢が中国漁船を拉致…船員16人の身代金に60万元要求

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.20 08:23
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西海(ソヘ、黄海)上で操業中だった中国漁船1隻が、正体不明の北朝鮮武装暴漢に拉致されたとAFP通信が19日報道した。昨年5月にも西海上で操業中だった中国漁船が拉致された。報道によれば武装暴漢は6日、北朝鮮の西海の海岸線から70キロほど沖の海域で操業中だった漁船を銃で威嚇して連れて行き、現在船員16人の身代金として60万中国元(約1000万円)を要求している。

船舶が引かれて行ったところが北朝鮮海域なのかどうかは知らされなかった。船舶の所有主であるユ・スェジュン氏はAFPに「船舶を拉致した暴漢の身元が分からず、最近彼らが電話をかけてきて身代金を要求した」と主張した。彼はまた「18日に船員らと通話した結果、健康には問題がないという話を聞いた。しかし拉致犯が船員を傷つけるのではないかと思い心配している」と付け加えた。

 
中国の遼寧省大連海岸警備隊側の関係者は「現在の船主の主張について調査している」と明らかにした。先立って中国メディアの南方都市報は、在北朝鮮中国大使館側がこの問題と関連し、北朝鮮当局と協議中にあるという事実を船主人のユ氏に知らせたと伝えた。ユ氏は事件直後、中国当局にこうした事実を知らせたが2週間近くたっても結果が出てこないためインターネットに事件経緯を掲載していたことが分かった。

これに先立ち昨年5月にも北朝鮮の武装暴漢が西海上で操業していた中国漁船3隻を拉致した後、船員29人を解放する身代金として120万中国元を要求していた。しかし中国当局が北朝鮮側との交渉後、身代金の支払いなしで船員全員が解放された。当時船員は、北朝鮮海岸警備隊が銃撃を加えて自分たちを拉致したと主張した。しかし中国と北朝鮮当局は拉致犯の身元を公開しなかった。中国船員は最近、北朝鮮経済が難しくなる中で軍人が身代金を得るために西海の中国海域で操業中の中国船舶を拉致するケースが多いと主張している。

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