米国、黄禹錫教授が失敗した技術で胚性幹細胞を作製(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.17 11:04
男性の精子と女性の卵子が結合した受精卵は1つの細胞だ。受精卵は2細胞、4細胞、8細胞、16細胞…と分裂を続ける。卵割という。受精から5、6日過ぎて細胞の50ー150個に達したのが胚盤胞だ。胚盤胞を女性の子宮に移植すれば胎児に育つ。胚盤胞にある内部細胞塊(inner cell mass)を分離して培養したのが人体のすべての細胞に育つ胚性幹細胞(ES細胞)だ。
◆寄贈を受けた卵子126個のうち6個からES細胞
これまでES細胞を研究する学者がヒトの受精卵を8細胞にするうえで技術上の問題は全くなかった。しかし8細胞を16細胞に分裂させる過程で99%以上の学者が挫折を経験した。8細胞期は遺伝子が新たに活性化する時期だからだ。05年の黄禹錫(ファン・ウソク)博士事態後、世界5、6研究チームが8細胞期を越えて胚盤胞に到達したが、使用した卵子数に対する収率や状態は満足できるレベルでなかった。