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安倍首相、マルタ部隊連想させる「731」挑発…米メディアが批判

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.15 08:42
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安倍晋三首相が自衛隊基地を訪問して試乗した訓練機の番号「731」が俎上に載せられた。

安倍首相は12日、東日本大震災地域である宮城県松島の航空自衛隊基地を訪問し、アクロバット飛行団「ブルーインパルス」を視察、練習機の操縦席に座り、親指を立てるポーズで写真撮影に応じた。「ブルーインパルスの勇猛な姿は希望の象徴」とも述べた。2011年の東日本大震災で松島基地が大きな被害を受けた後、九州の自衛隊基地に避難していたブルーインパルスT-4練習機9機が最近また復帰したことを祝う行事だった。

 
問題は安倍首相の乗った練習機の番号が「731」で、写真にもはっきりと出ている点だ。第2次世界大戦当時「マルタ(丸太)」と呼ばれた人体実験担当の731部隊を連想させるという指摘が米国で出てきた。731部隊の蛮行で犠牲になった人は韓国人・中国人など民間人と軍人を合わせて1万人にのぼると推定される。

米ワシントンの政治・外交情報誌「ネルソンリポート」は「(731という数字が浮き彫りになった)安倍首相のこの写真は、ドイツ首相がふざけてナチス親衛隊の制服を着て登場するようなレベル」とし「ドイツでは(ナチス制服着用が)法的にも許されないだけでなく、個人的にも道徳的な反感のためありえないこと」と非難した。

日本メディアは14日までこの内容を一切報道していない。ハプニングにすぎないという判断からだ。しかし一部では「今回の731機試乗は、5日に安倍首相が東京ドームで国民栄誉賞授与式後の始球式に背番号96番のユニフォームを着て登場したのと同じ脈絡」と分析した。「偶然を装った演出」ということだ。安倍首相は当時、「第96代総理という理由で」と釈明したが、「憲法96条を改正するための雰囲気を盛り上げる側面が強い」というメディアの指摘を受けた。

今回の件も第2次世界大戦の正当性を認めようとする安倍首相の思惑があるという疑いを受けている。実際、この日、松島基地内のブルーインパルス練習機の中には、731のほか、720、725-730という他の番号もあった。

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