【社説】国民を惨めにさせる青瓦台の無能と無感覚
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.13 16:05
尹昶重(ユン・チャンジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官のセクハラ疑惑に対して11日、あきれる国の恥さらしだと表現したが、その後に見せた青瓦台の態度もこれに劣らない。尹前報道官の“途中帰国”をめぐり青瓦台参謀の間で真実攻防があり、下手な対国民謝罪をしたことで39時間後に再度謝罪するということもあった。尹前報道官の個人的な不正が問題だったなら、今は青瓦台の集団的無能と無感覚が問題になっている。
まず青瓦台の安易な状況認識だ。今回の事件は朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪米成果を圧倒する、政治的揮発性が大きかった。国際的にもさんざん恥をかいた。積極的な危機管理が必要だったということだ。青瓦台は中央日報が10日付でセクハラ疑惑を報道するまで何とか隠そうとしていた。この過程で「尹報道官が李南基(イ・ナムギ)広報首席に電話をかけ、『家に急用ができて韓国に戻る』と報告した」とまで話した。危機対応の第1準則である「嘘をつくな」という点を破ったのだ。