【コラム】”ラーメン騒動”、韓国社会の過熱した顧客優先主義も問題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.10 14:04
数年前、サービス業従事者の過度な敬語が社会的に話題になった。例えば「お飲み物がお出になりました」 「この箱にはパンが12個お入りになります」のような、いわゆる「事物尊称」だ。お客様を高めようとして、飲み物、パンが一緒に身分上昇する形だ。「4000ウォンにおなりになります」というコンビニの店員に「4000ウォンおいでになります」と言い返すところだったという話はただの笑い話で聞き流せないようだ。
国立国語院が指摘する過度な敬語は私たちの日常でたくさんみられる。興味深いのは、そのような過度な敬語を使う当事者自身も自分の話法がどれほど滑稽かをよく知っているという点だ。過恭は非礼という昔の言葉があてはまるケースだ。ところで彼らはなぜ自分でもぞっとすると言いながらも、客に応対する際にあたかも自動人形のように「事物尊称」を使うのか。