【コラム】韓国、製薬強国としての第一歩は日本のように・・・
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.10 13:58
最近日本を訪問して日本製薬協会(JPMA)の関係者らに会った。日本の厚生省と文部科学省・経済産業省の3省が協力して“オールジャパン(ALL JAPAN)”という名前の製薬産業育成プロジェクトを推進しているという話を印象深く聞いた。安倍首相が円安の為替操作と財政支出拡大に続き、3番目の新しい成長戦略として持ち出したカードがまさに保健医療産業の育成だった。具体的には、保健医療研究開発を総括する公的機構“日本版NIH(米国立保健院)”として3省に分かれていた保健医療産業育成機能の融合などを推進する方針だ。
日本政府がオープン・イノベーションの先頭に立っていて、製薬業界だけでなく日本の総合商社も先を争って保健医療産業輸出にまい進しているという。日本全体が、未来は保健医療産業にあるとみて総体的な努力を傾けるわけだ。ただ日本だけが保健医療産業に集中しているのではない。グローバル保健医療産業の中心がアジアに移っているという事実はすでに業界関係者たちの間に広まっている。1つの例として台湾は韓国の3倍以上である1兆ウォン(約900億円)を毎年製薬育成ファンドに投資している。