ノリ種子研究人材、日本は80人・韓国3人…韓日中が海藻類種子戦争(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.05.08 17:06
2日午後、全羅南道木浦市の国立水産科学院海藻類バイオ研究センター。3階の研究室のドアを開けて入ると、壁側に13.2平方メートル(約4坪)ほどの部屋が4つ並んでいる。4つの部屋のドアにはすべて「制限区域」という警告文が貼られている。海藻類バイオ研究センター側は「ノリやワカメなど各種海藻類を培養する培養室は、研究施設内の核心資産なのでセキュリティーが重要」と説明する。
培養室の入口に入ると、天井のエアシャワーから冷たい風が吹き出る。訪問者の体についているかもしれない植物の胞子や塵を落とすためだ。エアシャワーを通過し、別のドアを開けて入ると、3段になった鉄製テーブルに数百個のフラスコが並んでいる。フラスコの大きさや形はさまざまだ。フラスコの中には空気注入ホースが見える。フラスコ内部には赤黒いかびのようなノリの糸状体(発芽種固まり)が培養されている。国立水産科学院のパク・ウンジョン博士(38)は「ノリとワカメの培養室は別々に運営される」とし「数百個のフラスコには生育段階別・品種別に違う海藻類が入っている」と説明した。