【社説】朴槿恵大統領の訪米にかける期待
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.04 11:54
朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領がオバマ米大統領との首脳会談のため、あす出国する。大統領就任後、同盟国の米国を最初に訪問する外交的慣例に基づくものだが、時期的に朴大統領の今回の訪米は非常に重要な意味を持つ。今年は韓米同盟60周年となる年だ。韓国戦争(1950-53)終戦60周年でもある。韓国の新しい指導者と米大統領のあいさつレベルを超え、韓米同盟と韓半島の過去を振り返りながら未来を眺望する歴史的な意味を帯びている。
ちょうど韓半島を含む北東アジア情勢は今、極度の不安定性を露呈している。体制の矛盾と危機を克服するために北朝鮮は核とミサイルで周辺国を脅かし、緊張を高めている。核兵器で韓国を脅迫し、米国に圧力を加える“人質戦略”を露骨化している。南北関係が冷え込み、交流と協力の最後の象徴である開城(ケソン)工業団地までが閉鎖の危機に直面している。