【社説】非人道的な開城立ち入り禁止を直ちに解除すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.26 14:46
立ち入りと生産が中断したまま漂流している開城(ケソン)工業団地の危機が閉鎖の岐路に立った。韓国政府は昨日、北朝鮮に開城工業団地事態の解決のための南北当局間実務会談開催を提案した。これとともに、今日午前までに北朝鮮の回答がない場合は“重大な措置”を取ると伝えた。南北対話の歴史上、南側が北側に今回のように短期間に立場を明らかにするよう要求したのは初めてだ。
政府の最後通告性の対話提案は、工業団地に残っている韓国人勤労者約170人の食料不足や健康問題などを解決するため何度も北側との接触を図ったが、北側から反応がない状況が続いているためという。3日に始まった南側勤労者立ち入り制限措置以降、開城では基礎生活品の供給まで切れた。このため700人いた滞留勤労者は170人に減り、なんとか延命するほどの状況だという。今月末には備蓄された食料まですべてなくなる見込みだ。