【社説】安倍の暴走、米国も傍観することではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.26 16:26
朴槿恵(パク・クネ)大統領が来月の訪米を契機に北東アジア平和協力構想(ソウルプロセス)に進めていく考えを明らかにした。朴大統領は先日、国内報道機関編集・報道局長を招待した席で、「アジア諸国間で経済的な相互依存度が高まった半面、安保や領土問題において紛争が絶えない“アジアパラドックス”が発生している」とし「これを克服するために非政治的な分野から信頼を築いていく必要がある」と述べた。一種の“北東アジア版信頼プロセス”だ。こうした構想をオバマ米大統領に明らかにし、協調を求めるということだ。
朴大統領が構想した韓半島信頼プロセスが北朝鮮の挑発で第一歩も踏み出せていないように、ソウルプロセスも同じ状況になる可能性が高い。日本の挑発のためだ。ソウルプロセスが機能するには韓日中3カ国の協力が必須となる。しかし日本の安倍内閣は侵略の歴史さえ否定する時代錯誤的な態度を露骨化している。閣僚が軍国主義の象徴である靖国神社を参拝したことに対する周辺国の正当な抗議を、安倍首相は「脅かし」と表現した。侵略は観点によって異なるという詭弁もはばからない。歪曲された歴史認識を土台に平和憲法の改正と再武装を実現し、戦争ができる普通の国に進むという計算だ。