【社説】韓国大統領就任2カ月、安保・経済・外交の三角波
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.25 11:39
朴槿恵(パク・クネ)大統領の就任から今日でちょうど2カ月となる。就任演説の核心は国民の幸福と経済復興だった。こういうスローガンがはるか遠くに感じるほど状況は厳しい。大統領は安保・経済・外交の三角波を受けている。北朝鮮は核挑発を続け、開城(ケソン)工業団地で首を絞めている。低成長が現実として迫っているうえ、韓国経済は円安という伏兵にあった。北朝鮮の前で、韓国と日本は「同盟」級の協力をしても足りない。こうした状況の中、日本は侵略の歴史を否定し、右傾化を加速している。初の女性大統領に3.16%勝利という歓呼は消えている。7人の落馬という人事波紋をはじめ、過酷な試行錯誤もあった。
昨日、大統領は編集・報道局長46人と懇談会を行った。2時間半で30件ほどの質問が出たというから、就任後初の大規模な記者会見という雰囲気だ。大統領は質問に積極的に答え、内容を細かくメモしたという。大統領は疎通の意志を改めて見せ、試練の末、自信をある程度回復したという印象を与えた。しかし自信は最小限の必要条件だ。大統領は具体的なアクションプラン(action plan)で三角波を解決しなければならない。