「侵略否定、戦争できる日本をつくろうとする計算された発言」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.25 09:59
「安倍首相の侵略否定は緻密な計算の下で出てきた」。
韓日関係専門家の鄭在貞(チョン・ジェジョン)ソウル市立大教授(62、元東北アジア歴史財団理事長)の指摘だ。「侵略の定義はない」という安倍晋三首相の発言に対する反応だ。安倍首相の内心をそのまま表したものだという。日本政府が帝国主義の侵略について公式謝罪した1995年の「村山談話」をかなり以前から修正することを望んでいたが、状況がよくなかったのだ。
鄭教授は「安倍首相が『侵略の定義はどちらから見るかによって違う』と述べたのは、第2次世界大戦以降の国際秩序を丸ごと否定する深刻で乱暴な発言」と批判した。鄭教授は、日本の侵略を合理化する歴史歪曲が露骨になった契機に2001年に登場した扶桑社の教科書を挙げた。