【コラム】「平和的吸収統一」が解決法だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.22 13:59
北朝鮮が脅迫騒ぎを起こしても韓国は相変わらず平和だ。一流ホテルでは豪華結婚式が開かれ、ゴルフ場は余裕のある男女たちでいっぱいだ。人々はきれいに服装を整えて山や野原に出る。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が大きな声を出しても、人々は柳賢振(リュ・ヒョンジン、LAドジャース)投手の登板を見る。見方によっては自然なことかもしれない。近来ずっと北朝鮮の脅迫は虚勢で終わっていたからだ。
しかし見えないところで危険は高まっている。騒ぎの裏で北朝鮮は核の仕上げ作業に取り組んでいる。核弾頭を1トンに減らせば、スカッドミサイルに搭載できる。北朝鮮が核ミサイル数十基を前方に配置すれば世界は完全に変わる。北朝鮮のミサイルは7分でソウル上空に到達する。北朝鮮は1、2年以内に核を実戦配備するかもしれない。そうなれば北朝鮮はソウルと釜山(プサン)に核ミサイルを発射し、戦争を始められる。韓国国民が柳賢振のテレビ中継を見る日もあまり残っていないのかもしれない。