乗務員暴行の韓国企業役員、大韓航空が提訴を検討
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.22 09:53
韓国の大手企業役員が飛行機内で「ラーメンを作り直さない」として乗務員を暴行した事実が明らかになった。事件は15日午後に仁川(インチョン)を出発してロサンゼルスに向かった大韓航空機の機内で発生した。大韓航空などによると当時ビジネスクラスに乗っていたポスコエネルギー役員A氏は「機内食が生煮えだった」としてラーメンを持ってくるよう女性乗務員に要求した。女性乗務員がラーメンを持ってくると、「ラーメンが生煮えだ」「とても塩辛い」などの理由から「作り直せ」という要求を何回も繰り返した。このほかにも「安全ベルトを着用してほしい」という指示に従わなかったり、女性乗務員を何度も罵倒したという。A氏は2度目の機内食提供時間にはギャレーにまで入ってきて「なぜラーメンを持ってこないのか」として雑誌で女性乗務員の目の上部分を殴った。
報告を受けた機長は着陸許可の過程でロサンゼルス空港と現地当局に通報した。飛行機が空港に着陸すると米連邦捜査局(FBI)要員が出動し事実関係を確認した。FBIは「入国後の拘束捜査」と「米国入国放棄後帰国」の2つを提示した。A氏は入国を断念し数時間後の韓国行きの便で帰国した。