【社説】「北核よりも韓国経済が危機」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.20 13:02
グローバルコンサルティング会社マッキンゼーが出した「第2次韓国報告書:新成長公式」と米外交専門誌フォーリンポリシーに寄稿した「止まってしまった漢江(ハンガン)の奇跡」は、私たちが知らない新しい内容でない。私たちの目の前で進行している生きた現実が書かれている。私教育や家計負債の負担で中産層が崩壊し、大企業の工場の海外移転で韓国で「雇用なき成長」が深刻になっているという内容だ。サムスンとLG・現代自動車を除いた企業の競争力が大きく落ち、低い出生率と高齢化のためもう「漢江の奇跡」は作動しにくくなったと指摘している。
こうした暗鬱な分析に対し、一部の人は「15年ぶりにまたマッキンゼーの“恐怖マーケティング”が始まった」と皮肉る。しかしその内容は正しく、核心をついた分析だ。私たちが望まず、深刻に受け入れようとしないだけだ。マッキンゼーはぞっとするような表現で韓国に警告する。「今の韓国経済は熱くなる水の中のカエルのようだ」「北朝鮮の核より経済成長が止まったのが韓国の本当に危機だ」「このままでは韓国経済は成長を持続できない」と断言している。厳しい指摘だが、実際に反論するのも難しいのが実情だ。