南北関係緊張の中で歩調が合わない韓国の外交安保ライン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.16 10:29
韓半島で緊張が高まっている中、韓国政府が北朝鮮との対話局面を慎重に模索している。北朝鮮がひとまず対話を拒否したことで、北朝鮮との神経戦は長期レースに入る兆しだ。しかしこうした転換期に朴槿恵(パク・クネ)政権の対北朝鮮・外交安保ラインの歩調が合わず、チームワークの問題を表している。
まず14日に北朝鮮が見せた対話拒否の立場に対してだ。当時、北朝鮮は祖国平和統一委員会議を通じて、「対話の提案はずる賢い策であり、恥知らずな行為」と非難したが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と統一部は「拒否と速断するべきでない」と報道機関に注文した。
しかしそのわずか7時間後、朱鉄基(チュ・チョルギ)青瓦台外交安保首席は深夜ブリーフィングで「北朝鮮の対話拒否は遺憾」と明らかにした。朴槿恵大統領の意向に基づいた発表だった。新政権に入って最初の公式対北朝鮮提案という点で緻密な対応が必要だったが、混乱を与える姿を見せた。