円安のたびに韓国は通貨・金融危機…「来年初めに危機再来?」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.16 08:32
円安を放置すると、1997年の通貨危機、2008年の金融危機のような破局を迎える可能性があるという憂慮が提起された。韓国の経済民主化が、国への依存度を高め葛藤要因として作用しうるという警告も出てきた。ソウル明洞(ミョンドン)の銀行会館で15日に開かれた『新政府の経済政策方向』セミナー(韓国経済学会、経済・人文社会研究会共同主管)でこぼれ出てきた学者たちの忠告だ。
“足もとの火”は、最近の円安にともなう韓国企業の競争力低下だ。高麗(コリョ)大学経済学科のオ・ジョングン教授によれば韓国は95~97年、円の対ウォン相場の大幅な下落後、97年に通貨危機を迎え、2004~2007年の円の下落後には2008年に金融危機を迎えた。経験的に“円安→輸出企業の競争力低下→経常収支悪化→金融危機”という悪循環があらわれているということだ。オ教授は「円が昨年6月~今年末までに42%以上下落する場合、来年初めに危機を迎える可能性がある」と強調した。