朴槿恵（パク・クネ）韓国大統領が脳卒中のため８日に死去したマーガレット・サッチャー元英首相を哀悼した。

尹昶重（ユン・チャンジュン）青瓦台（チョンワデ、大統領府）報道官は９日、「朴槿恵大統領はマーガレット・サッチャー元英首相の逝去に次のように弔意を表した」と伝えた。

尹報道官は「８日、サッチャー元英首相の突然の逝去で、英国国民が偉大な指導者を失ったことに強い悲しみを感じる。サッチャー元首相は英国の経済を立て直し、１９８０年代に英国を希望の時代に導いた方」と故人を哀悼した。続いて「故人は韓英友好協力の増進にも格別の関心を抱かれた方で、遺族と英国国民にもう一度深い哀悼の意を伝える」と述べた。

朴大統領はサッチャー元首相をロールモデルとしてきた。朴大統領は０７年のハンナラ党（セヌリ党の前身）党内選挙当時、メディアのインタビューに応じ、国内外で最も尊敬する政治家にサッチャー元首相を挙げた。“サッチャリズム”を自身の選挙メッセージにも使った。

朴大統領は０７年１月、「このままでは生きていけないという国民の声が全国に響いている」とし「英国のサッチャー首相が英国病を治癒して新たな飛躍を遂げたように、大韓民国の重病を治していく」と強調した。