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東レ社長「韓国への投資は成功的、10兆ウォンの産業効果期待」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.04 09:26
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「投資先を決める時は需要企業の立地と電力・労務などインフラ費用、地域競争力を分析する。航空機メーカーがある米国や欧州に炭素繊維工場が立地したのがこうした理由だ。そうした面で韓国に炭素繊維生産ラインを投資したのはとても成功的だ。建設スケジュールも品質も満足だ」。

東レの日覚昭広社長は3日、慶尚北道亀尾(キョンサンブクド・クミ)にある東レ尖端素材の炭素繊維工場1号機竣工式と2号機起工式に出席しこのように明らかにした。亀尾工場が安定した販売先と電力インフラ、技術人材の三拍子を備えているという説明だ。

 
東レ亀尾工場は日本と米国、フランスに続く東レグループ4番目の炭素繊維生産施設だ。年間2200トンを生産できる規模だ。同時に年産2500トンの2号機の増設に入り、工場が完工する来年3月からは年間4700トンの高性能炭素繊維を供給することになる。これは東レグループの全生産量の17%を占める。日覚社長は、「亀尾工場で生産された製品は韓国の需要に充当しながら米国など海外にも輸出することになるだろう」と話した。日覚社長は東レの投資で韓国に炭素繊維と関連し10兆ウォン台の前後方産業が期待されると付け加えた。

炭素繊維はレーヨンやアクリルなどを加熱し炭素含有率が90%以上となる繊維を指す。鋼鉄と比較して重さは4分の1水準だが強度は10倍、弾性率は7倍に達し、航空機や自動車、船舶、風力発電などの軽量化素材として活用されている。最近ではスポーツ・レジャー用素材としても脚光を浴びている。昨年の市場規模は4万トン余りだったが、年平均16%ほど成長しており2020年ごろには14万トンに達するとみられる。




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    2013.04.04 09:26
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    東レの日覚昭広社長は3日、亀尾炭素繊維工場竣工式で「韓国で年10兆ウォン台の産業関連効果が期待される」と話した。(写真=東レ)
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