【コラム】朴槿恵政権の国政目標に問題がある(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.03 15:36
朴槿恵(パク・クネ)政権に入って1カ月が過ぎたが、国民の心配は続いている。 朴槿恵大統領を支持するかどうかに関係なく、新政権が国をうまく運営していくことを望む国民の気持ちはみんな同じだ。 大統領選挙当時に朴大統領に反対した人や野党も、一部の人事や政策に反対するということであり、スタートしたばかりの新政権を揺さぶって足を引っ張るという意図ではないはずだ。 しかし朴大統領の国政遂行評価は、選挙当時の得票率にも及ばないレベルに落ちている。 これは、朴大統領に対する政治的支持性向とは関係なく、国民の大多数が新政権の国政遂行能力に疑問を表していると意味だ。 国民を幸せにするという政府が、むしろ国民を心配させているのだ。 これは相次ぐ人事の失敗で政府が正常にスタートできなかったためでもあるが、この1カ月間に見られた国政運営の混乱と未熟さに改善の兆しが見えないという理由がもっと大きいようだ。
国政運営の混乱と未熟さは経済政策で最も目立っている。 人事検証と政府組織改編での政治力不在はすでに一段落したので置いておこう。 しかし政府の力の試金石となる政策の失敗は、今後の朴槿恵政権の足かせになるという点で、その深刻性は大きい。