【噴水台】韓国の人格教育、両親が手を離せば解決できない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.03 14:07
韓国の最近の教育政策のキーワードは“人格教育”だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領が人格教育のために筆記試験中心の評価方式の見直しに乗り出した。これに対し、すでに教育関連213団体が人格教育汎国民実践連合をつくって『優秀人格教育プログラム公募』を打ち出したほか、忠北道(チュンブクト)教育庁は、地域の学校から人格教育活性化活動計画書を受けて160校を選び100万ウォン(約9万3620円)ずつ支援することにした。学校も、両親に代わって人格教育競争に飛び込むほかない状況だ。
子供たちの性格がそんなに問題なのかと? 昨年の教育部人格教育実態調査によれば、教師・学生・両親の54~80%に性格の問題があると指摘された。ところで、性格形成に最もマイナス要因については、学生・両親は「成績中心の学校教育」を最も多く挙げ、教師の半分近く(45.6%)は「両親の誤った教育観」を挙げた。教育専門家は人格教育には家庭教育が最も重要だと話す。昨今の性格問題は、家庭での教育の誤りが大きいように思われるということだ。