【社説】疑わしいサイバー攻撃…対応システムの整備を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.27 15:24
20日に韓国内の放送局と金融会社がサイバー攻撃を受けた衝撃がまだ残る26日午後、対北朝鮮報道機関であるデイリーNKや自由北韓放送などのサーバーがハッキングと推定される攻撃を受けた。普段から北朝鮮が都合が悪いと感じてきたサイトが、ほかでもない韓国哨戒艦「天安」爆沈3周忌のこの日に、このように一度に攻撃を受けたのは別段疑わしいことではない。
これに先立つ同日午前には、韓国の地方自治体コンピューターネットワークが一時的に障害を起こした。大田(テジョン)政府統合電算センターの連結装備に過負荷がかかり約40分間、ソウル・京畿(キョンギ)・仁川(インチョン)・光州(クァンジュ)・全南(チョンナム)・全北(チョンブク)・済州(チェジュ)・江原(カンウォン)など8つの地方自治体の行政ポータルサイトの接続が不可能となり国民が不便を被った。とりあえず外部攻撃によるハッキングやDDos攻撃ではないというが、わずか数日前のサイバー攻撃により事実上非常事態になった状況で、国家情報通信網の一つである地方自治体コンピューターネットワークがだめになってしまったことは、国民を不安がらせるには十分だ。