【社説】変化が感じられない朴槿恵政権
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.25 11:24
朴槿恵(パク・クネ)政権に入って1カ月が経過した。しかし国民はまだ新しい変化を実感できていない。朴大統領のシンクタンクだった国家未来研究院の金広斗(キム・グァンドゥ)院長(西江大名誉教授)は中央日報のインタビューで、「まだ変化があまり感じられない」と述べた。また「新政権がどんな価値を追求するのか見えない」とも語った。朴大統領に政策助言をしてきた金院長の口からこうした指摘が出るくらいなら、一般国民の評価はどうだろうか。
大統領が交代し、新しい政権に入れば、国民は何か新しい変化を期待する。新政権の主役の意欲が政策活動に反映され、それに伴う実質的な変化が国民生活に広がれば、国全体が変化のために波打つものだ。これが良い方向に向かえば汎国民的なエンドルフィンが出る。しかし朴槿恵政権はこの1カ月間、何をしただろうか。政府組織法の処理、人事関連の雑音を収拾するのに貴重な時間を浪費したのではないだろうか。