【時論】韓米FTA1年、油断は早い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.20 13:19
韓米自由貿易協定(FTA)発効から1年が過ぎた。2012年3月15日に発効した後、同年末まで関税引き下げ効果が生じた韓国商品の対米輸出は8%以上増えた。FTAの恩恵を受けた米国商品の対韓輸出も2%ほど増加した。両国のサービス輸出も約10%ずつ増えた。また2012年第1-9月期、韓国の対米投資は48億ドル、米国の対韓投資は19億ドルに達した。FTA発効新年、両国の企業・投資家ともに意味のある、バランスのとれた利益を得たことを表している数値だ。
しかし両国経済関係が常に順調であるわけではない。新たな批判も出ている。米国側の批判論者は、韓米FTAが失敗作であることを示そうと、さまざまな統計値を出している。米国の対韓輸出総額(FTA非恩恵品目含む)を見れば、昨年は前年比で約10%(30億ドル)減少したという主張がこうした例だ。また、牛肉・豚肉・鶏肉など一部の品目に特定し、対韓輸出が減少したとも強調する。