【取材日記】韓国はアフリカの良き友になれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.18 17:58
ルワンダの首都キガリで会った26才の女性エルレナは、10人きょうだいの長女。通訳の仕事をする彼女の希望は、韓国研修に来ることだ。韓国国際協力団(KOICA)がアフリカ大陸から招へいする学位・技術研修生は年1500人余り。昨年までの累積で1万2692人に達する。エルレナは「韓国研修を通じてたくさんのことを学び、9人の弟や妹たちを大学で勉強させるのが夢」と語った。
エルレナはアフリカの“チーター世代”に該当する若者だ。“チーター世代”とは、携帯電話など情報通信(IT)機器の使用になじみ、より良き人生を模索するアフリカの若い層を称する言葉だ。“カバ世代”と呼ばれる父母の世代とは違い、彼らはアフリカの貧困・未開発をより良い未来の可能性として受け入れている。
実際にここ数年間のアフリカの成長は驚くべき勢いだ。豊富な天然資源と若い人口構造が動力になっている。ヨーロッパの前庭という地政学的な重要性まであるために、米国と中国が先を争ってラブコールを送り牽制し合っている。アフリカも両手にモチを握っているようなこの状況を楽しんでいる。エチオピアにあるアフリカ安保問題研究所(ISS)のトゥベイ・テデセ首席研究員は「私たちには2つとも(米国・中国)必要だ。それでこそ、競争を通じてより良いものを得ることができる」と話した。