容易ではない安倍政権の量的緩和、カギ握るのは日銀中曽副総裁(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.18 13:15
日本銀行内部での論争は珍しいことだった。静かな対話を経て通貨政策は決定された。だがこれからは騒がしくなる見通しだ。安倍晋三首相が指名した人物が通貨政策委員会(MPC)に合流するからだ。主人公は黒田東彦総裁をはじめ、副総裁である岩田規久男氏と中曽宏氏だ。
3人は15日に議会の任命同意を受けた。20日に就任する。グローバル市場の関心の中でいわゆる“黒田総裁”体制がスタートするわけだ。みずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は最近フィナンシャルタイムズとのインタビューで、「日本銀行の政策哲学が急激に変わる見通しだ」と予想した。「経済と財政改革重視」から「デフレ(長期物価下落)解決」に変わるという話だ。