犬好きの朴槿恵大統領、青瓦台でも珍島犬とともに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.17 12:49
主人に対する服従と忠誠心が他の動物より格別に優れ人々に愛される「犬」。いつも主人のそばを守る「忠犬」として賞賛を受けたり「愛玩犬」として第2の家族構成員になったりもする。このように忠誠にあふれる犬は一国の指導者にも愛される対象だ。すべての権力の頂点に立っているが最も孤独にならざるをえない席。最上の孤独をかみしめていた彼らに愛玩犬は最も近い友であり第1の参謀だった。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領も新しい家族とともに青瓦台(チョンワデ、大統領府)に入った。先月25日に三成洞(サムソンドン)の自宅を離れる際に住民たちからプレゼントとしてもらった珍島犬2匹だ。彼らの名前は「新しい希望」という意味の「セロム」と「希望」と付けられた。
朴大統領の犬好きは広く知られている。1970年後半には青瓦台で朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領とともにスピッツの「パンウリ」を育てた。朴大統領父子が一緒に写った過去の写真にしばしば登場する子犬がパンウリだ。特に朴元大統領はパンウリの肖像画まで直接描き、熱い夏の日にはうちわであおいで暑さを冷ますほど大事にしたという。
朴元大統領が逝去すると元気がなくなったパンウリは、二度と自分の前に現れない朴元大統領の部屋をのぞき込んでは亡き主人のスリッパの上で眠ったりした。朴大統領は2004年にミニホームページに「両親が亡くなった後もずっと私とともに過ごしたパンウリが死んでからは、心が痛くて子犬を育てるのが怖くなった。情が移り、また別れ、そして懐かしさが…」と切ない心境を表わしている。