「米潜水艦の韓国東海配置、核の傘を越えて雨衣の効果」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.13 18:24
核兵器を搭載した米国原子力潜水艦の韓国東海岸配置には、北朝鮮の核兵器使用を抑制し、核使用時には核で報復するという強力な意志が込められている。 韓米両国は来月まで行われるトクスリ演習の終了後も、訓練のために参加した米国の原子力潜水艦をしばらく東海(トンヘ、日本名・日本海)に配置し、北朝鮮の核脅威に対処することにした。
まず韓米両国はトクスリ演習とは別に、追加で韓米連合対潜訓練を計画している。 米国戦力の駐留期間を増やし、北朝鮮の動向を眺めながら弾力的に対応する方針だ。 北朝鮮の核脅威が続く場合、核兵器を搭載した潜水艦や艦艇が交代で東海岸地域に留まる可能性がある。米国の「核の傘」政策を拡大したり前進配置するという意味だ。 「核の傘」とは、米国が核を保有しない同盟国が核攻撃を受ける場合に対応して核兵器を提供することだ。
匿名を求めた国策機関の研究委員は「米国は韓国の核開発を防止するために、沖縄やグアムにある核兵器で北朝鮮の核攻撃を防ぐという“核の傘”政策をとってきた」とし「しかし北朝鮮の核開発が既定事実化し、対応時間を減らすために、核兵器を韓半島近隣に前進配置するという意味」と解釈した。 また「現代戦は時間との戦いだが、北朝鮮が核兵器を使用してから3、4時間後に報復するのでは意味がない」とし「核兵器の前進配置によって、韓半島は核の雨衣を着る効果がある」と付け加えた。 傘を差して雨具を着ることで、より確実に対応できるという説明だ。