【中央時評】中国は北朝鮮を捨てるだろうか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.11 18:10
中国共産党の習近平総書記が今週開かれた全国人民代表大会で国家主席に選出されたことで、中国の対北朝鮮政策に変化があるかどうかが注目される。 特に先月27日付のフィナンシャルタイムズに掲載された中国共産党幹部の鄧韋文の寄稿が、変化に対する期待を高めた。 鄧韋文は、北朝鮮は中国の外交政策に混乱を起こし、核兵器は長期的に中国の安保を脅かすため、中国は北朝鮮を放棄すべきだと主張した。 その後、中国は国連安全保障理事会で北朝鮮に対する新しい制裁決議2094号の採択に賛成した。 軍事的な強制条項がないとはいえ、非常に強力な制裁を実行することに同意したのだ。
中国の対北朝鮮政策が変わると予想する根拠は多い。 北朝鮮は3度目の核実験を強行することで中国を無視した。 特に3度目の核実験は中国の春節(旧正月)前日に行われた。 また中国は朴槿恵(パク・クネ)大統領の韓国政府との関係を強めることで、米国の「アジアへの中心軸移動」政策に対抗するとみられる。 そのために朝中関係が損なわれてもだ。