北の官公署が地下坑道に移動…戦争準備の雰囲気
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.11 14:49
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が平壌(ピョンヤン)のバスケットボール場を訪問し、施設を視察したのとは対照的に、10日、北朝鮮全域は事実上、戦争の雰囲気であることが分かった。 「核火の海」という言葉で脅迫してきた北朝鮮が、今回の韓米軍事演習を口実に11日から南北不可侵合意を白紙化すると明らかにしたうえ、韓国軍当局も挑発時には強力な報復をすると警告した状況だ。
北朝鮮住民は核戦争突入を念頭に置いた対応訓練中で、官公署が地下坑道に移しているというのが、内部消息筋の伝言だ。 北朝鮮情報を扱うデイリーNKは10日、消息筋を引用し、「北朝鮮当局は核保有国の地位を住民に強調しながらも、米国が核兵器で威嚇する可能性があるとし、核攻撃への対応も強調している」と伝えた。 平安北道の消息筋は「ここは間もなく“自衛的戦争”に入っていくという雰囲気」とし「戦争をせざるをえないという指示が職場と人民班に伝えられた」と話した。 また「住民に有線放送(内部消息電波用第3放送)を通じて、核警報時の対処要領と坑道避難および対応行動について教育中」と伝えた。 このため北朝鮮住民の間では核攻撃を受けるという恐怖が強まっているという。