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メッセージを消してもサーバに残る「カカオトーク」、性犯罪の重要証拠に=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.08 18:09
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韓国のモバイルメッセンジャー「カカオトーク」が性犯罪事件の核心証拠として浮び上がっている。最近発生した俳優 パク・シフ氏(35)の性暴行疑惑事件でも、真実攻防の前面にカカオトークが登場した。パク氏の後輩K氏(24)と告訴人のAさん(22)がやりとりした文字メールには当時の状況を明らかにするような内容が含まれていた。パク氏側は6日「まだお腹の調子が良くない。まさかさっきので妊娠したんじゃ…」などAさんが告訴以降にK氏に送った文字メールを追加公開することもした。

昨年、ダンスグループ「Roo’Ra」出身の歌手コ・ヨンウク氏(37)が未成年者性暴行疑惑で調査を受けた時も、コ氏と告訴人のBさんの間で交わされたカカオトークのメッセージが争点になった。当時2人は「私たちが恋人の仲なのかかどうかハッキリしてほしい(Bさん)」「申告して互いにとって良いことなど何があるんだ(コ氏)」などのメッセージをやりとりした。昨年は、義父の性暴行事件でも父親と娘がやり取りしたメッセージが証拠として提出された。当時裁判の後、南部地検のある検事は被害女性に「カカオトークを見てみると、父親と交際しているようだ」と話して非難された。

 
カカオトークのメッセージが性犯罪事件の証拠として活用されるのは、それだけカカオトークの利用が韓国内で普遍化したためだ。一日だけで平均40億件のカカオトークメッセージが交わされる。一般の文字メッセージのように1件あたり費用が発生せず、速い送信速度やチャット形態のシステムを備えていて、分量と内容に制限を設けず使う人が多い。メッセージの内容だけを見ても当時の状況と雰囲気を把握することが可能なわけだ。

さらに、カカオトークは当事者がメッセージを削除しても3~10日の間隔で会社側がデータベースをアップデートするまでサーバーに保存されている。捜査機関が要請すれば公開が可能だ。SKテレコム、LGユープラスのような通信会社は2006年から政府と協議して、メッセージ内容を保存しないで通信秘密保護法によって捜査に必要な場合にだけ発信事実をチェックすることができるようにした。その一方、附加通信社であるカカオトークは現在のメッセージ保存に対する特別な規定を適用されないままでいる。カカオトークのイ・スジン広報チーム長は「今年前半期中に、サーバーにメッセージ内容を保存しないで相手方端末に文字が転送されない場合だけ一時的にメッセージを保存する方式にシステムを変える計画」と話した。

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    2013.03.08 18:09
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    俳優のパク・シフ氏。
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