【コラム】“単身世帯急増”の韓国で手本にしたい日本ドラマ『孤独のグルメ』
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.08 15:19
“単身世帯”として暮らして随分になるが、まだ外では一人でご飯を食べるのに慣れていない。1人用の席が用意された食堂に行ってみたが“一人で来るお客さん向けに配慮した食堂に、一人で来たことを、一人で過剰に意識する”という気の小ささが祟って、むしろ疲れることこの上なかった。韓国の統計庁調査によれば昨年韓国国内の単身世帯が25%を越えたというから、似たような苦悩を持つ人たちがかなり多いはずだ。彼らとともに“生活のお手本”にしたい作品があるとすれば、それは日本のドラマ『孤独のグルメ』だ。
韓国国内でも出版された同じ題名のマンガ(原作久住 昌之・作画谷口ジロー)が原作だ。昨年、民間放送のTV東京でドラマになったが意外に反響が大きく第3シーズンまで続いている。内容は毎回似ている。井之頭五郎(俳優は松重豊)という中年の独身男性が営業のために東京あちこち歩き回るうちに、ふとお腹が減って近くの飲食店を探して入る。そしてそこで出会った、素朴だがおいしそうな食べ物についての話である。