安保理決議案の草案、北朝鮮の実質的な苦痛に焦点
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.07 15:00
米国と中国の合意によって5日(米国時間)、国連安全保障理事会で回覧された北朝鮮制裁決議案の草案は、北朝鮮に“実質的な”苦痛を与えることに焦点を合わせている。 これまでの決議案1718・1874・2087号の勧告事項に含まれていた制裁のうちの多くが義務条項として強化された。安保理はこうした内容の決議案を早ければ7日にも表決する予定だ。
特に船舶検査と金融制裁が具体化された。禁止対象品目を載せたと疑われる船舶に対しては国連加盟国が必ず乗船して検査するように義務化した。疑わしい貨物を積んだ航空機も着陸を拒否するようにした。航空機関連の制裁が含まれたのは今回が初めてだ。
金融制裁の実効性を高めるために、北朝鮮外交官による密輸や大量の現金運搬も徹底的に取り締まるようにした。2087号でも大量の現金運搬に対する制裁が明示されたが勧告事項にとどまっていた。北朝鮮外交官の活動を監視するようにしたことや、制裁を受ける北朝鮮企業や法人のために活動する代理人も追放するよう要求する内容も、初めて含まれた。